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「売出価格は高い」のに売れない?東京都の不動産市場に見え始めた変化

清田 純基

筆者 清田 純基

不動産キャリア6年


京都の不動産価格は高値圏で推移しており、「もう少し待てばさらに高く売れるのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。


しかし、現在の市場を見るうえで注意したいのが、広告などで目にする「売出価格」と、実際に売買が成立した「成約価格」は同じではないという点です。


東京カンテイの調査によると、首都圏中古マンションの2025年上期の平均売出価格は5,407万円、

平均成約価格は5,075万円となり、価格乖離率は▲6.14%。2024年下期の▲4.19%から大きく拡大しました。


さらに2025年下期も▲6.22%となっており、売主の希望価格と実際に買主が購入する価格との差が広がっています。

さらに東日本レインズの2026年7月データでは、首都圏中古マンションの在庫件数が前年同月比5.5%増加した一方、

成約件数は8.6%減少。

東京都区部に限ると成約件数は17.2%減少しています。


つまり、「不動産価格が高い=どんな物件でも高く売れる」という市場ではなくなりつつあります。

売出価格が上昇していても、買主がその価格についてこなければ、

販売期間が長期化し、最終的に価格を下げて成約する可能性があります。


不動産売却では、市場が完全に下落してから動くよりも、価格が高値圏にあり、

まだ購入需要が存在している段階で売却戦略を立てることが重要です。


「今の価格なら実際にいくらで売れるのか」を確認するだけでも構いません。

売却を検討されている方は、まずは現在の“売出相場”ではなく、“成約相場”を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。